江戸時代の蔵でコンサート

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 岡部宿大旅籠柏屋資料館内、 一祥庵

品川宿から数えて21番目にある岡部宿。
170年の歴史を持つ東海道の大旅籠柏屋(おおはたごかしばや)・一祥庵(いっしょうあん)は、サッカー選手、ゴン中山の故郷にあり、ここには日本酒の老舗『初亀』もあります。


こちらでの『エレクトーンコンサート』に、ゲスト出演させていただきました。

毎年恒例ということで、
お客様もケーキとコーヒーをいただきながらの
アットホームなコンサートでした。

エレクトーン、
そういえば、ずっとずっと前に私もやっていたなぁ
、、
今はもう楽器の進化について行けません。
プログラミングをして、複数のパートを同時に演奏出来ちゃう、、、(部屋の外で聴いていると、たった一人で演奏しているとは思えません)

最新の電子楽器エレクトーン + 最古の楽器パンフルート

楽しかった 🎶


皆様、ありがとうございました(o^^o)

ヤフオクは宝箱みたい

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ヤフオクってすごいんですね

もう廃盤になったもの、絶版になったもの、
他で探しても見つけられなかったものなどに
思いもよらず出会えて、、、嬉しくなっちゃいました。
まるで「宝箱」みたい!


みつけました!!

パンフルートとハープによる
  宮崎駿の世界』
 
藤山明氏は日本人で最初にパンフルートのCDを出された方です。

残念なことに病には勝てず、
このCDが最後の作品になってしまいました。

お弟子さんをほとんどおとりにならなかった藤山氏のもとでご指導いただけましたことは、私の宝です。

スタジオミュージシャンとしても活躍されていらっしゃいましたので、テレビで流れるパンフルートの息使いを耳にする度に、在りし日の先生を思い出します。


ジブリを練習中とおっしゃるF様、
お薦めですよ🎶

ヤフオクデビュー  

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パンフルートは、ギリシャ神話に牧神(パン)の持つ笛として登場した世界最古の楽器の一つですが、音楽の歴史から一時姿を消しました。

 でも、

単に民族楽器にすぎなかったパンフルートを、世界のポピュラー楽器にした功労者ザンフィルの故郷、ルーマニアでは羊飼いの笛として受け継がれていたのです。

 

 そのルーマニアに渡り、本場で

パンフルートを学ばれ(私の知る限りでは日本人は彼女だけ)

数年前に、ようやく帰国された

野崎ユミカ氏のCDを、偶然にみつけて

ヤフオクデビューとなりました。

 

ネットに疎い私にしたら、凄い冒険です。

インディアンフルート

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先月は、2軒の古民家でのコンサートがありました。
その時、「インディアンフルート」とご一緒しました。

初めての出会いでした。
杉でできたリコーダーのような尺八のような、、、
やさしい音色の縦笛でした。

 求愛に用いられたことから、「ラブフルート」と呼ばれることもあるインディアンフルート。

 失恋から生まれたパンフルート

 どちらも ロマンチックな笛だなぁ… 💕

茶室コンサート

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  茶寮 大佐和~茶室「雲霓」

 箱根彫刻の森美術館より、2010年に島田市静岡県)に移築された茶室です。

ここでのコンサートは、今回が初めてということでした。
 お客様は、はじめにお抹茶と和菓子をいただいてから、緋毛氈にすわってコンサートを鑑賞するという、茶室ならではの趣のあるものでした。


この日は二つの出会いがありました。

そのひとつは
茶室から少し離れた所に、大井川鉄道抜里駅(ぬくりえき)があり、そこには知る人ぞ知る「さよばぁちゃんの休憩所」があります。

この駅の歌「タンタン狸の抜里駅」の初お披露目がありました。

これには小さなドラマがあって、作詞の黒澤様と作曲のユリちゃん(私達のキーボード奏者)が、お互いの知人を介してできた歌で、たまたまチラシの協力欄に黒澤様のお名前を目にしたユリちゃんの働きかけにより、サプライズ披露となり、作詞作曲のお二人も初めて顔をあわせたのです。

「さよばぁちゃんの休憩所」の皆様、また歌いに行きます ねっ


それからもうひとつ 
「ロマーナの祈り」を聴いて、パンフルートの音色に魅せられた F様との嬉しい出会いが私にはありました。

すでにパンフルートも数本お持ちとか、、、
本当に”好き”なんですね
わかります! わかります!
魅せられたお仲間ですもの。

なにから手をつけたら良いのか、お困りのことと思います

先ずは
パンフルート演奏入門」
ダヨリ パンフルートスクール メソッド
 J.ムルク著  中村純 訳(本の風景社)¥1500

をネットで購入するのをお薦めします。
(私の修行先、師匠の本です)


皆様、ありがとうございました(o^^o)

美智子妃殿下も気に入られた笛

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小泉文夫著 「フィールドワーク」より

いつか皇太子殿下ご夫妻がルーマニアブルガリアをご訪問になられるというときに、ブルガリアルーマニアの音楽について教えてほしいということで、美智子妃殿下も皇太子殿下も非常に音楽がお好きですから、私は楽器だのレコードだのいろいろなものを持って参りました。そのときにこの笛を持っていきまして、私はうまく吹けないからレコードを聴いてくださいと、ゲオルゲ・ザンフィルのレコードをテープに入れてお聴きいただいたのです。そうしたら妃殿下はたいそう気にいられて、私の帰りぎわに、もう一度その笛を貸してくださいといわれて、この笛をご自分でちょっとお吹きになったりされて、すっかり気に入られたのです。
 そのことがすぐに宮内庁から外務省、外務省からルーマニア大使館、それからルーマニア
国へと連絡がいっていますから、両陛下がルーマニアにいかれたときには、方々訪問される先々に、この笛の演奏家が待機していまして、殿下がいらっしゃると演奏したわけです。
 それで、両殿下がお帰りになりましてから、またパーティでお呼ばれがありまして参りましたときに、皇太子殿下が「妃殿下があの笛を非常に気に入りまして」と話され、そこに妃殿下も出ていらして、輝かしい音楽のときにはすばらしいメロディーになるし、ゆっくりとした音楽になると涙が出てくるとのことでして、そのくらい気に入られた笛なのです。
1984 冬樹社)

ナイがパンフルートと呼ばれるようになった日

来日中のザンフィルの記者会見に、長井氏も
記者に混じって参加を許されました。

そして質問をしました。

「先ほどからパンフルートパンフルートと言っていますが、日本ではこの笛のことをナイだと認識しています。ナイでは無いのですか?」と。

ザンフィルの答えは

「今、ヨーロッパではこの笛をパンフルートと呼んでいます。」というものでした。


この日を境に日本でも
ナイがパンフルートと呼ばれるようになったのです。